ABOUT礼節研修について
オリジナルの茶道稽古を通して自分の癖を知る。
礼節とは、人が社会生活や人間関係を円滑に生きて行く上で、必要不可欠な術といえます。
外国人技能実習生にとって、ことばや習慣が違う日本企業で働くことは、容易なことではありません。しかし、挨拶やお礼がきちんと言える実習生には、自然と周囲の日本人が色々と助けてくれます。弊組合が礼節研修を重んじる理由は、この世の中の原理にあります。
茶道の時間は1回40分程で、入国後講習では1か月に3~4回実施します。茶道には、正座・立ち居振る舞い・挨拶などの約束ごとが多く、ことばの壁を越えて、本人が持つ癖や性分が顕著に表れます。企業現場における規則に合わせられない、自分勝手な行動や不必要な動きを自覚させることが目的になります。
これらの事が茶道では縮図として、人それぞれが持っている「自分勝手」な性格が浮き彫りになって表れます。配属後に起こるであろう失敗を、礼節研修を通じて失敗を体験し、礼儀や心遣いを身に付け、人間力のある人材を送り出したいと考えています。
PURPOSE礼節研修の目的
- 01思いやりの集大成が茶席
- 相手を思いやる日本語の使い方として、「お先に(お茶を)戴きます。」「もう一杯如何ですか?」など気配りの訓練です。
- 02仕事は段取りで80%決まる
- もてなす準備、そして道具(茶器)の使い方、洗い方、片づけ方を学びます。合わせて畳の使い方、掃除の仕方も学びます。
- 03察して動く
- ここではあえてゆっくり話すことはしません。現場感を出すために細かい指示命令にどう対処できるか、たとえ言葉が分からなくても、察して動けるようにする為の訓練です。