ABOUTトークス・ファームについて
野菜だけではなく「人徳」も育てる農場。
弊組合の研修センターであるトークス共育センターには、ご近所からお借りしているファーム(畑)があります。そこでは毎年さつまいも、にんじん、ジャガイモ、スイカ等、四季折々の野菜がたくさん収穫できます。
次の人の為に思いやりの種を蒔く。
春に畑を耕し、種を蒔くのは先輩実習生。夏に水をやり、草を取り、野菜を育てるのは次の実習生。そして秋に収穫して、美味しく食べるのは後輩実習生という仕組みです。外国人技能実習生がセンターに滞在する講習期間は、通常1ヶ月です。一見不公平?と思われるかも知れませんが、RD事業協同組合流の人間力共育の一環です。
種を蒔いたり、水や草取りをした先輩実習生は、収穫して食べる後輩実習生の顔を知りません。自分達が食べられないのは承知の上で、一生懸命に汗を流します。そこには他人への「思いやりの心」が育まれます。
また、収穫した野菜を食べる後輩実習生は、自分たちの為に汗を流して去っていった先輩実習生の行動を聞き、有難く皆で食べます。そこにはお世話になった他人への「感謝の気持ち」が育まれ、物事には常にこのような「お陰様」があることを学びます。
土壌=人徳、種=自分の言動
そして良い種を蒔けば良い作物が得られ、悪い種を蒔けば悪い作物ができる。つまり自分が蒔いた種通りにしか収穫できないということ、更には同じ種を蒔いてもその収穫量や品質というものは土壌に左右され、この土壌づくりの苦労こそが最も重要であるということを自然が教えています。
人生も同じです。思いやりとお陰様を忘れず、感謝の気持ちで日々他人と接すれば、他人から思いやりと感謝の行動が、いずれ自分に返ってきます。そして何より土台(土壌)となる人徳を養うことが人生の実りを大きく左右するということを学びます。